建材高騰の今こそ設計事務所をご活用下さい

世間では値上げラッシュがおこっていますが、建築業界でも建材や設備機器など同様に値上げラッシュとなっています。

丸太価格
製材価格
今日現在の先物チャート

ウッドショックと言われるように木材の価格が膨れ上がっています。

上のチャートからもわかるように先物取引に関しては今現在過去最高値で、2021年の夏頃から比べると2.5倍ほどの価格になっています。

その他建材もほとんどのものが値上がりしています。一例を箇条書きで上げてみますと

・合板・・・昨年11月から10%程度の値上げ

・石膏ボード・・・昨年11月から30%値上げ

・外壁(国内大手各社)・・・昨年8月から17%の値上げ

・塗料(シンナー、溶剤、運賃など各々が)・・・10~20%程度の値上げ

・住宅設備(ユニットバスやトイレキッチンなど)・・・22年4月から2~39%の値上げ

・窓サッシ・・・22年4月から10~12%の値上げ

・コンクリート・・・22年1月より1トンあたり2000円程度の値上げ

鋼材価格

また上記のグラフからもわかるように鋼材も高騰しています。2008年の北京五輪の鋼材高騰に迫る勢いです。鋼材の値上げは基礎に使う鉄筋や金属系の屋根や外壁にも当然影響を及ぼします。

これだけのものが値上がりしているので、住宅一棟ではかなり影響があることでしょう。

ここで重要なのはこの値上がりが恒久的なのか一時的であるのかということだと思います。

私は今の様々な建材の価格が妥当であるとは思いませんが、元の価格にも戻らないのではないかと思っています。

時事ニュース切り抜き

様々な値上げで大変ではありますが、上の記事のように少し気になるニュースもあります。

大手鋼材メーカーが鋼材価格の値上げにより過去最高益だということです。

これは値上げせざるを得ない状況から、蓋を開けてみると結果的にそうなってしまっただけかもしれませんが、末端で苦しんでいるユーザーからすれば不満も募るでしょう。

このようなことが他の木材、住宅設備でも起こっていないか不安になってしまいます。我々には値上げを強いておいて自分たちだけは利益を貪るようなことはやめて頂きたいですね。

前置きが長くなってしまいましたが、このように不安定な現状であるので今後どのように推移するのか少し様子を見たいというのが、当然の心情だと思います。

そこで設計にかかる費用であれば値上げもないので、その間にじっくり時間をかけてプランを練り上げてみては如何でしょうか?

設計にかかる時間はお客様によって変わりますが、最低でも基本設計と実施設計をあわせて3ヶ月はかかります。当事務所では平均すると6ヶ月程度ぐらいが多いかと思います。

また、設計に3ヶ月かけようが12ヶ月かけようが頂く設計料金に変わりはありません。当然設計期間が長くなれば事務所の利益は目減りしますが、仕事の性質上しかたがありません。

ご相談や簡単なプランのご提案であれば費用はかかりませんので、是非今の時期に当事務所をご活用頂ければ幸いです。