陰翳礼讃-照明計画

上の写真は私がお手伝いさせてもらった物件で、デザイン面では携わってはいないのですが光と影が美しく調和していたので写真を撮らせてもらいました。

照明器具はお施主さんが選んで来たらしいのですが、なんとも趣のある美しい照明です。恐らく光の落ち方もイメージ通りなのではないでしょうか。

吉村順三を彷彿とさせますね。

このブログのタイトルにある陰翳礼讃とは谷崎潤一郎による随筆のタイトルで元来の日本家屋における光と影がおりなす美しさを綴ったものです。

しっとりとした落ち着いた雰囲気のある場所というのはだいたい、少し暗めの暖色系の照明を使っているかと思います。

本来「家」というのはくつろぐ場所であるはずなので、そのように設計してもよいとは思うのですが、現実には「家」でくつろぎもすれば作業もし、読み書きもするし、掃除もします。

求められる環境は住む人々によって様々なので、しっかりヒアリングして計画しないとクレームにつながってしまいます。

一般的には玄関は趣きのある雰囲気、リビングはくつろいだり作業したり色々なことをするのでフレキシブルに、寝室は寝るだけなので暗く落ち着きのある雰囲気に、キッチンは調理場などは作業する場所なので明るくダイニングは明るくかつ趣深い感じがよいのかなと思います。

西洋建築の場合ヴェルサイユ宮殿などに見られるように、影を落とさないようとにかく明るくきらびやかです。

一方で日本建築の場合光があれば影もある。光と影は対のもので消してしまうことは難しい、それならばその影をも侘び寂びの心で楽しんでしまおうという思いが感じ取られます。

建築は見るものによって評価の変わるものです。照明においてもどちらが良いというものはないと思いますが、日本の老舗ホテルや旅館などはやはり光と影を意識した設計がされていることが多いように思います。

たまには釣りでも(鳴門 内の海)

少し前になりますが、一番寒かった頃釣りに行ってきました。

この時期は徳島市周辺では水温が下がりきっているため釣果はほとんど望めません。

水温の高い県南の方へ行くか、潮がよく動き水深のある鳴門・淡路方面へ行くかしかありません。

そこでこの度は時間的距離の短い、内の海へ行ってきました。

鳴門 内の海で釣り

上の動画からもわかるように、とても景色がよく穏やかな釣り場です。

とはいえ足元からドン深で20m程度沖では水深15mほどはありそうです。

竿一本先(5mぐらい)で3ヒロ、ちょい投げ(10mぐらい)で7ヒロぐらいの水深でした。

ムラソイ?クロソイ?

この時期なので釣れないだろうと思いながら竿を出していましたが、なんとか一匹だけ釣れてくれました。他のあたりはなかったです。

水深がある場所なのであわよくば真鯛と思っていましたが・・・。

釣り方はフカセ釣りとブッコミ釣りで、フカセの方に食ってきました。ブッコミ釣りは一回も餌を取られなかったです。1月の末ころ夜釣りブッコミで一度ヒラメが食ってきましたよ。餌は冷凍のイワシでした。

でこの根魚ですが、私にはあまり馴染みがないので誰なのかイマイチわかりません。

写真では大きさがわかりにくいですが、意外に大きいです。40cmほどありました。

調べたところ恐らく「ムラソイ」だと思うのですが、正確にはわかりません。

お造りと唐揚げにして食べましたがとても美味しかったですよ。